相場
ここでの相場分析はテクニカルな分析のことではありません。
ファンダメンタルなやり方では、相場は未来の予定との関連において見ることになります。
たとえば、金地金オークションに向けて価格が下落すれば、とりあえずはその流れに乗る形で売っておきます。そして、オークション前日に途転買いします。この理由は、オークションで市場の予想通りに値が下がったとしても大きなパニックは起こりませんが、市場の予想を完全に裏切る結果となった時にはトレンド反転および大相場発生となるからです。また、実際には、予想通りにオークションで値が下がったとしても、やはり下げトレンドはそこで終了する場合が多いのです。
市場が上記の現象について見切り発車していることもあります。つまり、金地金オークションで下げが予想されているにもかかわらず、相場が下げてはいないという場合です。この場合には、オークション前日に売っておきます。市場が織り込み済みだとみなしていることの多くは実はまったく織り込まれていないものです。オークションでの下げに続いて相場の暴落が起こるでしょう。
季節銘柄について言えば、最も需要の多い時機の2ヶ月前あたりを買っておくという手があります。需要を満たすためには、納会日がその前に来る必要があるからです。たとえば、灯油は買っておいてもっとも成功しやすいのは9月や10月でしょう。
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