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基本、その2
すでに持っているポジションについて、他人の意見を聞きたくなった場合には、手仕舞いしたほうが良い。他人の相場観を当てにするのは本人が自信喪失しているということで、そのようなポジションを持つべきではない。他者の助言を求めるべき時は、ポジションを持つ前である。もちろん、助言が必要ない状態になることが望ましい。
小さな利益と大きな損失をできるだけ避ける。言い換えれば、小さな利益を重ねているということは、そのうち大きな損失を被る可能性が高いということである。
明確な行動規準を持たない投機家はやがては市場に完膚なきまで叩きのめされる。
先限つなぎ足はそれ自体が必然的ダマシを含んでいる。
チャートは説得力があるが、実際の売買はシグナル発生の後で行われる。ある戦略がうまくいくように思えても一種の錯覚であることが多い。数字を当てはめてみて、細かく検証すべきである。
大方の思惑が外れるほうに賭けるほうがリスクが小さくなる。大方の思惑通りに相場が展開しても、めったに大相場にはならない。大方の思惑が外れた場合には、大相場になりやすい。
大きな損失を出した後は、次に持つポジションの規模を小さくすべきである。
投機家は大きな損失を出した後に賢くなる。そのようなときに思ったこと、考えたことが、熟練への道標となる。
どのような戦略でも、損失を重ねる周期と利益を重ねる周期がある。仮想売買でうまくいった直後に実際の売買を行うと、損失を重ねる周期に入っていく可能性が高い。仮想売買で、周期が、利益→損失→利益→損失≠ニつづいて、利益のほうが損失をしのいでいれば、つぎの周期に実際の売買を始めるのが良い。ここを間違えると、利益の出る周期に仮想売買→損失の出る周期に実際売買≠ニいうことを繰り返すことになる。
お金の流れを読むこと。たとえば、株式市場が急落しても、流出したお金がどこに向かうかによって、為替相場には違った反応が出る。
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