Weekly Overitsa 2000.02.20
為替相場を見よ!
為替相場はもっとも成熟している相場だ。この相場では、日ごろは非常に値動きが小さく、そのくせ一旦動き出すと凄まじい。
商品相場もやがてはそうなってくる。現在の中期相場向けのシステムではやがては取れなくなってくる可能性があるのだ。
接続問題
個人ユーザー向けのインターネット高速常時接続についていろいろな議論がなされているが、問題は二つに分ける必要がある。
当面の問題は速度ではなく時間帯だ。個人の資産を株式市場に呼び込むつもりならば、パソコンを24時間インターネットにつないでおけることが望ましい。
速度の問題はどっちにしても後回しにしなければならない。開戦が速くなっても、サーバーが処理できなければ、結局のところはアクセス効率は上がらない。実際、ソフトウェアのダウンロードなどをやってみてはっきりしているのだが、サーバーがなかなか応答しないので、クライアントのモデムがまだまだ遊んでいる。
オプション
パラジウムの狂乱相場を見るにつけ、東京工業品取引所はオプション売買を導入すべきだと思えてくる。コールにしろプットにしろ、投機対象としてのオプションの買いの安全性は高い。パラジウムのプットオプションを買っていたとしても、損するのはプレミアム料の分だけなのだから。
端数
アメリカでは8ドルあれば株式取引ができてしまう。日本も1株から取引できるようにすると、だいぶ経済効果があるはず。資金力が大きい人にとっても、より細かく分散投資できるようになるため、いろいろと有利になるはず。