Weekly Overitsa 2000.08.27
ものまね上手
様々な産業において、日本はこれまで他国での成功例を踏襲し、多くの場合にそれらを凌駕すらしてきた。
ITも例外ではなくなるだろう。
ITが例外でなくなれば、金融も例外ではなくなるかもしれない。
アメリカのIT業界は何とか阻止しようと躍起になっているようだが、日本の各家庭に光ファーバーが引かれると、ITインフラで日本はアメリカを凌駕することになる。
エリオット波動論
たとえば昨今の東京灯油ではたった144日間をコンピュータで分析すると200,000以上のカウントパターンが出てくる。
当然、最も適合率の高いパターンを採用するわけだが、それはおおむね95%前後になる。
予想ターゲットが的中するかいなかということについては、あまり的中はしない。それどころか、日々がらっと違う分析になることも珍しくない。
しかしながら、売買を行ってみると、ノイズは極めて少なく、一応まともに機能している市場での成績は非常に良い。パラジウムを除外すれば、東京工業品の金・銀・白金・アルミニウム・ガソリン・灯油にピンで運用した場合の成績はTrendOvalsをやや上回る。
ターゲット価格の予想法としてはあまり価値があるとは思えないが、波動の頂点が確定してから仕掛けていくやり方をとるだけでもうまくいく。
波動論の真価はコンピュータにやらせることで初めて引き出される。波動論は使える戦略である。
_
|