Weekly Overitsa 2000.07.16

そごう問題

法律上、現経営陣はそのまま残るらしい。これでは問題は解決しない。

能無しをトップから引き摺り下ろしてこそ会社が立ち直る機会をうまく利用できる可能性がある。また、立ち直れなくても、いちいち心配する必要などない。ニッチはより強い企業によって埋められるものだからだ。

ゲームソフト業界の覇者

スクウェアソフトでは、製作にあたっては、常任の中間管理職がごっそりといないらしい。優れた案を出すものがプロジェクトリーダーとなって制作期間中はその作品についての中間管理職となり、期間が終了すればまた肩書きが外れるとか。

斬新であるが、リスクを提言するには都合が良い経営形態である。毎回プロジェクトリーダーが代わることにより、何回も同じ失敗を繰り返すことがない。

天才集団といわれるスクウェアソフトだが、最大の天才はやはりそのような経営を打ち出した武市社長であろう。

商品先物取引業界の将来

株式市場の利便性が現在商品先物市場に及ばないため、まだまだ取引会社は生き残る。

ホームトレードでは手数料下げ競争が激化しているが、これは従業員を減らせばどうにでもなる。

ただし、商社が自己取引で儲けつづける時代は終わる。委託者はITによってどんどん賢くなってくるからである。昨今の石油関係では商社が委託者の日計りに振り回されている姿が見られた。

Nasdaqの将来

今のままでは将来は危ぶまれる。もしろん、NYSEやTSEなどの取引所も然りである。証券会社を通さないで注文を出すことができるECNのほうが市場としての魅力では勝っている。

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