Weekly Overitsa 2000.04.23

コンピュータ次世代の覇者

回線はどんどん速くなっている。CPUもしかり、メモリーもしかりである。

しかし、ハードディスクの速度はそれに追いつけない。ハードディスクという存在そのものが時代遅れのものとなるであろう。

次の覇者は大容量スタティックRAMもしくはその代替品の開発に成功するものであろう。

バイオテクノロジーと人類の運命

遺伝子治療は確かに素晴らしいものだが、例えば臓器のクローンなどはそうではない。

生物はすべて生死の境で磨かれる。人類は巨大な社会を形成し、直接自然と対峙する個体は少なくなった。これだけでも、人類の遺伝子の劣化は避けられない。

臓器クローン技術の発達を遺伝子治療のそれに先行させてはならない。我々は子孫にあまりにも多くの遺伝子の不備を引き継がせてはならないのだ。遺伝子治療が自然の淘汰の代わりとなる日まで、我々は悲劇を子孫に繰り返させる危険を増大させていることを自覚すべきである。

しかしながら、人類が自らの主観的判断で劣った∴笂`子を排除しようとすることもまた慎まれるべきである。種の生存には遺伝子の多様性、そして、自然の摂理による淘汰が必要なのである。

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