Weekly Overitsa 2000.05.21

「天皇を中心とする神の国」失言

「天皇を中心とする」というのは事実ではない。例えば、私の生活は、天皇がいようがいまいが、少しも変わらないだろう。また、直後に「神」が出てきたのは明らかに失言である。昭和天皇の人間宣言をどう捉えていたのであろうか?

はっきり言って、天皇がいるかどうかは国民にとってはどうでも良いことである。天皇制がなくなれば、その分国民の税負担が減ることは予想されるが、大した額ではない。

しかし、首相の発言はどうでもいいものではないのである。

日本にはまだ経済や教育だけではなく、治安の問題さえも山積みされている。このような状況で、どうでもいいことに時間を無駄に費やすのは、政治家として致命的な間違いであろう。そんな呑気な態度を決め込む場合ではないのだ。

次の解散総選挙

しかしながら、自民党はやはりそこそこの戦果を収めるであろうし、もしかしたら政権も交代無しとなるかもしれない。

野党側の戦略として、森首相の失言を咎めることに時間を費やすのは得策ではない。天皇なんて国民にとってはどうでもいい問題であるからだ。首相を咎めつづけることはやはり首相と同様の致命的な間違いといえる。

次のような主張が良いと思われる:

  1. 限りある時間を有効に使って、実りある政策を迅速に実行する。
    (森首相批判はこれくらいにしておく)
  2. 景気対策については、政権を取った場合に、これまでの路線を継承する。
    (レーガン路線をクリントンが継承したのと同じことである。政権争いをやっているのではなく、日本をどうするのか真摯に考えていることをこれによって示すことが出来るであろう)
  3. 景気対策の次には警察機構に対しての変革を迫るつもりである。警察官が事件発生を未然に防ぐことに熱心になれるように、能率給を大幅導入する。また、ノンキャリア組でも実績によってキャリア組入り出来るように制度を改める。
    (これが支持されることはほぼ間違いがない)
  4. 全国標準学力審査試験を導入し、教育水準を向上させる。
    (「ゆとりある教育」が疑問視されているので、これもまた有効であろう)
  5. 任期満了までに全国規模で安価なインターネット常時接続を実現させる。
    (インターネット利用者の数は創価学会の会員の数よりも多い)

肝心要な部分の組織運営

例えば、営業社員には能率給の比重を多くした給与体系を適用している会社が多い。それは、営業部門が会社の死活を分けるからである。

本当に重要な部分には能率給を導入しなければならない。

警察にしても、例えば、事件を未然に防ぐことによって高額の能率給が支払われるようなシステムを導入すれば、日本の治安はさらに良くなるだろう。

事件の事後処理≠する検察官のそれに匹敵する給与を与えられれば、警察官はもっと熱心に治安の維持に努めることも出来るのである。

ピアノの奏法考、その3

CEFGAGFE、DFGAHAGF……ハノンのでもショパンのでも、メトードいうものによく見られる練習型である。ポジション移動、そして、4と5の指の間を開く練習となる。

しかし、こと柔軟性という点についていえば、4と5ではなく3と4がよく開くことのほうがはるかに重要である。この二つの指の間の水掻き≠ェ一番広いからだ。ピアニストが手術で指の間を広げることがあるようだが、それは主に3と4の指の間である。

例えば、左手については、次のような練習が考えられる。

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